ミネラルウォーターが普及するまで - ミネラルウォーターの歴史

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ミネラルウォーターが普及するまで

今では当たり前のようにどこででも売られているミネラルウォーター。
毎日の生活で水道水を飲まずにミネラルウォーターを買って飲用水にしている人は少なくありません。
ですが、日本には世界的にも安全基準が高い水道水が全国どこにいっても整備されて供給されています。
家庭にある水道の蛇口をひねれば、誰もが当たり前のように水を飲むことができるのに、どうして多くの人が飲用水にミネラルウォーターを買うのでしょうか?
そこでここでは、ミネラルウォーターが現在のように普及するまでにはどのような経過があったのかについてお話していきます。

そもそも「水を買う」という価値観は、私たち日本人に昔からあった価値観です。
江戸時代には「水屋」という商売が存在し、庶民の生活を支えていました。
明治時代になり「山城炭酸水」という天然の炭酸水を販売し始めたのが日本のミネラルウォーターの元祖といわれており、その後昭和初期に上流階級に人気だった特急列車の食堂車などで「富士天然水」という無発泡のミネラルウォーターが人気を博していたと言われています。
そうして太平洋戦争後の混乱期を経て、高度経済成長の時代になると日本人の生活は飛躍的に豊かになり、それをきっかけに飲食店などでミネラルウォーターが使用されるようになりました。

当時のミネラルウォーターは、主にウイスキーの水割り用として販路が拡大したと言われています。
有名なウイスキーメーカーも、こぞってミネラルウォーターを販売し始めました。
しかしここまでは、いくら売れても一部の人々が喜んで購入している水に過ぎなかったミネラルウォーター。
どうして現在のように一般家庭に普及していったのでしょうか?

それは、1980年代終わりに大々的なCM戦略によりミネラルウォーターが一般家庭向けにも知られるようになっていったからです。
現在では、海外から輸入されたミネラルウォーターや日本国内で採水されたミネラルウォーターなど、多種多様な水が若い人々を中心に買われています。
このようにして、ミネラルウォーターは日本国内で多くの人に普及していったのです。