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日本のミネラルウォーター事情

あなたは「ミネラルウォーター」というものを買って飲んだことがありますか?
最近では、当たり前のようにコンビニやスーパーでペットボトルのミネラルウォーターが販売されています。
ですが、昔から「水を買う」なんて人はそう多くいなかったのではないでしょうか。
そう思っている人がいるとしたら、実はそれって大間違い!
私たち日本人にとって「水を買う」という習慣は、実は江戸時代には既にあった習慣なのです。

江戸時代には「水屋」というものがあり、江戸時代に一部整備されていた上水道から水を汲んで船で飲用水を届けていました。
その水の価格は、朝と夕方にそれぞれ1桶ずつで1銭。
1銭は、現在の貨幣価値だと約20円ほどです。
この水屋は明治以降も活躍しており、明治30年頃に近代的な水道網が整備されるまで庶民の暮らしを支えていました。
このように水屋は廃れていきますが、代わりに登場したのがミネラルウォーターです。
明治時代中期以降より日本国内でも名水を採水して販売するようになり、戦中・戦後を経て多くの日本人にも馴染みの商品となりました。

今現在、日本には「日本ミネラルウォーター協会」という団体があり、その販売普及に努めていますが、ミネラルウォーターの分類は主に3種類に分けられます。
それは「ミネラルウォーター・ナチュラルウォーター・ナチュラルミネラルウォーター」の3種類です。
この3種類には、一体どのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、日本のそうしたミネラルウォーター事情についてお伝えしていきます。

先程述べた3種類は、水の採水地やその後の処理、また中に含まれる成分などによって分けられています。
ナチュラルウォーターは、特に成分などは問わないが水源から採取した後で加熱処理やろ過処理以外の手を加えていないものを指します。
またナチュラルミネラルウォーターは、ナチュラルウォーターの中でも特にミネラル分を含み「鉱水」として採取されたものを指します。
そして、ミネラルウォーターはナチュラルミネラルウォーターの品質維持・向上のためにいくつかの水をブレンドしたり人工的にミネラル分を調整したものを指します。
このように「ミネラルウォーター」とひとくくりにしてみても、日本ではこのような違いや事情のもとに販売されているものなのです。